『私は在日米軍の者なんですが、欲しいバイクがあるんですよ』

そう言って電話があってから早一ヶ月半。
ちょっと前になりますが、その本人さんから久しぶりに電話があって彼のことを思い出しました。
先の業務日誌のことについては、お店へ来るお客さんが『アレ・どうなったんです?』とずいぶん気にしてるようなので、どうなったのかを書いておこうかと思います。

結果から言いますと、この人にはバイクは売りませんでした。

売りたくなかったわけではありません、買って欲しかったです。

でも、お金を払ってくれなさそうだったので売れなかったんです。 ^^;

完全に信頼できる状況だったら安価な中古車でも探してあげることも可能だったんですが・・・

色々な証明書や資料を見せて本物の軍人をアピールしてくれるのですが、明らかに現実と違う内容やあり得ない内容があったので名西ローン?は使用できませんでした。

 

この写真は、彼が『差し上げますよ』と言って置いて行った物です。

何がどうだったんですかって?

そうですねー・・・まぁ実際に本人と会話した感じとかもあるので、文字だけでその雰囲気が伝わらないかもしれませんが自分が気になった点とか、明らかにヘンでしょう!という点はこんなところです。

1:軍服を着て、地下鉄に乗って、ものすごく目立つ格好でお店へ来た。

2:ホワイトハウスからキャンプデイビット、ペンタゴンの電話番号までみんなに見せた。

3:47歳にして最新鋭の戦闘機のパイロットと言うこと自体がちょっとあり得ないんじゃないの?

4:国籍はアメリカのはずなのに国際免許証はフィリピン発行の物だった。

5:6ヶ月もの休暇と言うのがそもそもヘン。そんなに長いこと飛行機に乗ってなかったら空母になんか着艦できなくなるんじゃないでしょうか。

6:給料1万ドルももらっているのに何で月々3万円以内のクレジットを申し込むの?

7:名古屋でお世話になっている(住んでいる)部屋の借主が自己破産者でフィリピンに行っている。

8:軍にバレるといけないので自分名義でバイクを買うことはできない。

9:『海兵隊は秘密が多いんです』何かにつけてこの言葉を出す・・・・ぢゃあ、その軍服は何よ!?

10:『私も飛行機に乗る仕事をしてました』と飛行機ネタに振っても全く乗ってこない。

11:彼が話す英語を一度も聞いてない、英語の雰囲気も全く感じられない。そこらのオジサンと言った感じ。

これ以外にも色々ありますが、ローンの申し込み(当然クレジット会社からはNOという返答でした。)の段階で、自分なりにあるところで在日米軍兵についての具体的な情報を調べてみました。
今やインターネットは色々な未知の情報を調べるための百科事典です。

在日米軍兵とお付き合いしている、結婚して家庭を持っている、お付き合いしたい、そんな女性たちのホームページを発見し、そこのBBSで質問をしてみました。

とっても現実的なお話が聞けました ^^;

・47歳でキャプテン(大尉)は昇進が遅すぎる。
・在日米兵でも自分名義でバイクの購入は可能。
・お給料が1万ドルは多すぎ、実際は高くても5000ドル程度。
・6ヶ月の休暇はあり得ない。
・見せてもらったID(身分証明書)は間違いなくニセ物。

などなど・

本物であって欲しい・・・本人を問い詰めるようなことはする必要も無いので何も聞きませんでしたが、クレジットの取り扱いがダメで、お店としても信用貸しなんて出来ないということを伝えると淋しそうな顔をして帰って行きました。

ウソであれば、そのウソがばれたのかな? そう感じて二度とお店への連絡などは無いだろう、と思っていたんですが・

一週間ほど経ったある日、

『今店長さんが乗っているあのバイク(スーパーシェルパのことです)、一日いくらだったらレンタルしてくれます?』

突然そんな電話がありました。

『一日2万円くらいだったら借りたいんですけど』

2万円って、あなた。

そんな金あったら貯金してキャッシュで新車買えよ! そう思ったんですけど口には出さずに『あー、でもここのところ林道ツーリングで良く使いますからちょっと貸せる日が無いですね〜』と優しくお断りしておきました。