今回の修理車はZZR1100、91年式。
C型です。
クラッチが滑っているようなのでO/Hして欲しい
という理由で預かりましたが、入庫時の問診で、
『朝一番は滑らないんですけど、同じ日にまた乗ると滑ります』
という話し。
それはヘンですね、とバイクのクラッチレバーを握ってみると、、、
パンパンでした。 ワイヤー式のクラッチで言うと、遊びゼロの状態。
これは、クラッチカバーを開ける前にこっちですねぇ・
とクラッチのマスターシリンダーの蓋をめくって見てビックリ!

ナンですか!これ!? 状態です。
サビなのか何なのか、得体の知れないヘドロ状のモノがべっとりと堆積していました。
完全にリターンポートが塞がれてしまってます。これじゃぁ半クラ状態のままでプッシャー
に油圧がかかったままです。
オイルの粘度で朝一だけは発進できても暖まったあとは滑っちゃうでしょうねー。
早速マスターシリンダのインナーパーツと、クラッチのプッシュロッドを押すピストンの
シールを注文してヘドロの溜まったマスターを分解、清掃、プッシャー側のピストンも
同じように分解清掃。クラッチホースもブレーキクリーナで徹底的に洗浄しました。

後日新品部品を組み込み、正常な遊びとクラッチの作動を確認しました。
このバイク、前輪のブレーキの方もちょっと異常ありの状態で、ブレーキレバーが
グリップにくっつくほどグニョグニョでした。
頼まれた訳ではありませんでしたが、真っ黒なブレーキオイルも交換しときました。
動いている間は特に困らないものだからついついそのままで使ってしまい、
何もしないユーザー車検で済ませてしまっているとこうなってしまうんでしょうかね。
トラブルが発生してから対処していたのでは危なすぎますよ〜・