スーパーシェルパ

・ セルモーターで始動をする際、時々『ガキッ!!』と大きな音がしてなかなかスムーズに始動ができない。

・同様に始動時、時々『シュィーン』とセルモーターが空回りする。

などの症状が以前から出ていたこのシェルパ、ついにはセルモーターが完全に回らなくなってしまい入院しました。

シェルパ、KLXのスターターシステムには比較的良くあるワンウェイクラッチのトラブルです。
 
 


左側のローターを取外してみると、ローターの裏側にワンウェイクラッチを固定しているカップリングの取り付けボルトがご覧の通り緩んで飛び出していました。

中心部分に並んでいるローラーがワンウェイクラッチです。
 
 



こちらは上のワンウェイクラッチに組み合わさるギヤコンプ

○部分がワンウェイクラッチのローラー部分に接して回転します。

良くあるワンウェイクラッチのトラブルはこの○部分の面が荒れているだけですが、このシェルパは緩んで飛び出したボルトの頭で□部分も傷が付いています。

普通はワンウェイクラッチとこのギヤコンプを交換するだけでOKです。

 
 



取外したワンウェイクラッチ。

バラバラでした。

ここまで壊れてしまっているのは珍しいです。

 

 
 



左側が緩んでギヤと擦れあっていたボルト。

完全に丸くなってしまっていました。

 
 

ワンウェイクラッチを固定しているカップリング。

この部品の内周面にも傷がついています。

奥に見えるスペーサも傷があったためにこれらも全て交換しました。

 

部品代、オイル代、工賃のトータルが¥28,000也ぃ〜!

早めに対処しておけば¥20,000以内に収まる修理です。

2006年/1月